日立消防署角の信号から山の手に入り、本山トンネルを抜けると間もなく、左手に「お岩神社」の大きな看板を目にすることができます。
「常陸国風土記」(721年) には「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」と記述されています。大国主神(おおくにぬしのかみ)、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)、伊邪那美神(いざなみのかみ)、大山祗神(おおやまつみ)ほか20柱に加え、御岩山総祭神188柱が祀られてあり、中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場として賑いました。境内には杉の大木が林立し、昼間でも荘厳な雰囲気を漂わせています。最近では、日本最強クラスのパワースポットとして若者にも人気が高く、若者の参詣が絶えません。この雰囲気を絵にするのは、大変にむつかしい作業です。