茨城県立県民文化センター

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リーフレットミュージアム

2015年4月 ふるさとだより 「さくら」

さくら
 4月と言えば桜である。まだ冬の渋い緑色を残した山に咲く山桜も良いが、豪華に咲いて潔く散るソメイヨシノこそ、春の美酒で人を酔わせる。校庭に桜が満開の頃、新入生も進級した上級生も、桜の木の下でクラス写真を撮った思い出は、誰の心のアルバムにもあるはず。私が出た小学校は統廃合されてしまい、校庭に桜が咲いても、その下に集う子供達はいない。満開の桜は、妙に過ぎ去ったもの失ったものを思わせたりもする。希望の春は回顧の春でもあって、それが人を妙にメランコリックにするのかもしれない。この絵は、小場江堰の河岸に地元の人達が植えた桜の並木である。畑には菜の花、山には山桜、空にはひばり。春爛漫の田舎の風景が広がっている。
作家紹介
宇留野 信章(うるの のぶあき)
茨城大学教育学部 中学校教員養成課程 美術科卒業。茨城県立太田第一高等学校、茨城県立水戸商業高等学校、茨城県立山方商業高等学校、茨城県立佐和高等学校、茨城県立水戸第二高等学校にて芸術科美術担当として勤務。水戸市展、茨城県展、一陽展に出品。1992年 第38回一陽展 奨励賞受賞。1993年 第39回一陽展 奨励賞受賞。2012年 第58回一陽展 会員賞受賞。現在、茨城県美術展覧会及び一陽会会員。
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