茨城県立県民文化センター

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催し物ご案内

リーフレットミュージアム

2014年10月 ふるさとだより 「十五夜」

十五夜
 お月様にお供えした菓子や果物は、月見泥棒して取っても良いことになっていた。お月様が取って行くのだとありがたがって、障子に子供の影が映っても話声がしても、笑って許されていた。近所の家を回って御供え物を拝借しあうのが、十五夜の夜の子供達の楽しみであった。日頃でも、干してある乾燥芋も実った柿も畑のスイカでさえ黙認されていた。自分達が使って少しでも余った物は、必要としている他者に分けるのが当り前。そんな生き方を、お月様は空の上から、静かに見守ってくれていた。
作家紹介
宇留野 信章(うるの のぶあき)
茨城大学教育学部 中学校教員養成課程 美術科卒業。茨城県立太田第一高等学校、茨城県立水戸商業高等学校、茨城県立山方商業高等学校、茨城県立佐和高等学校、茨城県立水戸第二高等学校にて芸術科美術担当として勤務。水戸市展、茨城県展、一陽展に出品。1992年 第38回一陽展 奨励賞受賞。1993年 第39回一陽展 奨励賞受賞。2012年 第58回一陽展 会員賞受賞。現在、茨城県美術展覧会及び一陽会会員。
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